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可使時間は、気温で何時間になるか

カタログの可使時間は、たいてい 20℃ や 23℃ を基準にした値です。 硬化や劣化は化学反応なので、気温が高い日はその時間より短くなります。 10℃ 上がると速さがおよそ 2 倍になるという経験則(Q10)で、目安を出します。

この早見表は目安です。

元になる値(可使時間・基準温度・Q10)は、材料の仕様書か自社の実測から取ってください。 既定の「10℃ で 2 倍」は一般的な経験則で、材料ごとに違います。

登録なし入力値は送信しません早見表は印刷できます

1. 気温別の早見表をつくる

時間
℃
倍
℃

入力した値はこの画面の中だけで計算しています。どこにも送信していません。

気温残り時間の目安基準の何倍で進むか
10.0 ℃96:00:00約 0.50 倍
15.0 ℃67:52:56約 0.71 倍
20.0 ℃基準48:00:00約 1.00 倍
25.0 ℃33:56:28約 1.41 倍
30.0 ℃24:00:00約 2.00 倍
31.0 ℃いまの気温22:23:34約 2.14 倍
35.0 ℃16:58:14約 2.83 倍
40.0 ℃12:00:00約 4.00 倍

2. 1 日の気温変化を通すと、いつ切れるか

上の早見表は「ずっとその温度に置かれた場合」の数字です。実際の現場では、朝は涼しく昼に上がります。 決まった間隔で気温を測りながら、残りがどう減るかを追いかけます。ここで使う気温は、入力した最低・最高から作った仮の 1 日です。実際の現場の温度ではありません。

その日の最低気温22.0 ℃
その日の最高気温33.0 ℃

気温変化を追った場合

27:20

開封から 27.3 時間後(2日目 12:20)

基準 20℃ のままだった場合

48:00

開封から 48.0 時間後(3日目 09:00)

差

−20:39

カタログどおりに 48 時間もつつもりでいると、20.7 時間ぶん早く切れます。

残り時間の減り方

気温変化を追った場合基準温度のままだった場合

気温(℃) 薄い線=実際の変化 / 濃い階段=測った値

212530340h13h25h38h51h

残り(基準 20℃ に換算した時間) 0 に当たったところが期限

0h12h24h36h48h48.0h で切れる27.3h で切れる0h13h25h38h51h
数字で見る(グラフが読みにくい場合)
経過時刻気温その時の速さ残り(基準換算)
0.0 h09:0026.5 ℃1.57 倍48:00
4.2 h13:1432.7 ℃2.41 倍39:46
8.5 h17:2831.9 ℃2.29 倍29:34
12.7 h21:4228.1 ℃1.75 倍21:02
16.9 h2日目 01:5623.8 ℃1.30 倍14:47
21.2 h2日目 06:1022.3 ℃1.18 倍09:46
25.4 h2日目 10:2428.5 ℃1.80 倍03:51
29.6 h2日目 14:3833.0 ℃2.46 倍00:00
33.9 h2日目 18:5231.2 ℃2.17 倍00:00
38.1 h2日目 23:0625.8 ℃1.49 倍00:00
42.3 h3日目 03:2022.5 ℃1.19 倍00:00
46.6 h3日目 07:3423.3 ℃1.26 倍00:00

なぜ気温で変わるのか

硬化や劣化は化学反応なので、温度が上がると速く進みます。その速さの変わり方をおおまかに表したのが 「10℃ 上がると約 2 倍」という経験則(Q10)で、もう少し正確に扱うときはアレニウスの式を使います。 どのくらい変わるかは材料によって違うため、このページでは倍率を自分で入れられるようにしてあります。

速さは温度に対して直線ではなく、指数で効きます。10℃ で 2 倍なら、20℃ 上がると 4 倍です。 そのため「平均気温で 1 回だけ計算する」と、暑い時間帯の効き目を小さく見積もることになります。 朝夕が涼しくても、昼のピークで進んだぶんは戻りません。

湿気で傷む材料(はんだペースト、吸湿性の樹脂など)では、温度が基準どおりでも湿度だけで短くなります。 その場合は上の「湿度でも短くなる材料」を開いて、10%RH ごとの倍率を入れてください。

現場で毎回これを計算するなら

QUALIKEEP は、QR をかざした時刻から残り時間を数え、拠点の気温を自動で取得して同じ式で補正します。 手で計算し直す必要がなくなり、誰が・いつ開けたかも同時に記録されます。

このページの計算は目安です。最終的な可否は、メーカーの指定値と自社の基準で判断してください。